山形国際ドキュメンタリー映画祭2007で科学映画特集


<ドラマティック・サイエンス! 〜やまがた科学劇場〜>
自然の神秘・生命のメカニズム・果てしない宇宙……
ドラマティックな科学映画を楽しむ特集。
子供も大人もドキドキ・ワクワクできる“科劇”な世界へようこそ!
http://www.yidff.jp/2007/program/07p4.html


(A)科学という芸術:ジャン・パンルヴェの愉快な世界
フランスで200本以上の科学映画を製作したジャン・パンルヴェ(1902〜1989)。「科学はフィクションである」を信条に描いた、美しくて楽しい自然界!
タツノオトシゴ(1934)
四次元(1937)
吸血コウモリ(1939-45) 音楽:デューク・エリントン
ウニ(1954)
エビのはなし(1964)
タコの性生活(1965)
アセラ、または魔女の踊り(1972) 音楽:ピエール・ジャンセン
液晶(1978)


(B)サイエンスの胎動:ドイツ・ウーファ(UFA)社文化映画選
1920〜30年代に高いレベルの学術映画を生み出し、世界各国の映画人・文化人に影響を与えたウーファ社の“クルトゥーアフィルム”から、戦前日本に輸入された科学映画をセレクト。
緑の放浪者(1933)
生命の神秘(1937)
夜の猛禽(1936)
レントゲン線(1937)
低温(1937)


(C)生命(いのち)のコスモロジスト:樋口源一郎の100年
山形県天童市に生まれ、90代まで映画を作り続けた樋口源一郎監督(1906〜2006)の追悼特集。生物の進化の謎を「動く絵」で追求した“研究する映画作家”の軌跡!
長崎の子(1949)
声なきたたかい まつけむしの一生(1955)
女王蜂の神秘(1962)
真正粘菌の生活史(1997)


(D)日本傑作選1:見る・知る・わかる!
百聞は一見に如かずの諺通り、目にしてナットクなプログラム。
サイエンスグラフィティ(1984/堀越慧)
真空の世界(1953/中村麟子)
自然界のつりあい 動物の数は何できまるか(1972/布村建)
極限の世界 超高圧・超低温・超強磁場(1987/小川博孝)


(E)日本傑作選2:天然の美
自然が生み出す美しい造形に見とれるプログラム。
雪の結晶 戦前版(1939/吉野馨治)
かえるの発生(1955/吉田六郎)
マリン・スノー 石油の起源(1960/野田真吉、大沼鉄郎)
The BONE II(1986/小林米作、金子文雄)
一粒の麦(1962/松川八洲雄)


(F)日本傑作選3:生きものの記録
動物や昆虫の知られざる生態を、カメラと情熱で解き明かす!
蝉の一生(1936/太田仁吉)
或日の干潟(1940/下村兼史)
もんしろちょう 行動の実験的観察(1968/羽田澄子)
オランウータンの知恵(1960/藤原智子、山口淳子)


(G)日本傑作選4:宇宙大作戦
大宇宙を目指して日本の科学界&映画界が挑んだ70年の軌跡!
黒い太陽(1936/三木茂)
ペンシル・ロケットとベビー・ロケット(1955/東大生産技術研究所)
X線天文学への道(1968/矢部正男)
3万kmの瞳 宇宙電波望遠鏡で銀河ブラックホールに迫る(2005/牧口光郎)


(H)日本傑作選5:身の回りの科学
私達の日常に潜む不思議…意外に知らない知識が身につくプログラム。
潤滑油(1960/竹内信次)
こわす(1973/定村武士)
ものとその重さ(1969/後藤一郎)
胃 巧妙な消化のしくみ(2006/武田純一郎、玉井潤)


10/5(金) 10:30- D/13:00- C
10/6(土) 10:30- E/13:00- A
10/7(日) 10:30- F/13:00- C
10/8(月) 10:30- G/13:00- B
10/9(火) 10:30- H/13:00- A
会場:山形フォーラム



山形国際ドキュメンタリー映画祭2007
2007年10月4日〜11日:山形市内各会場にて
http://www.yidff.jp/